東京大学の六つの研究室が発表した22本の論文(医学系や生命科学系)で、
研究室を運営する6人の教授による捏造やデータ改ざんの疑いがあると
匿名でリークされた問題。
 
その中の一人で、過去に数々の受賞歴と、そして不正疑惑もあった著名な
門脇孝(かどわきたかし)東大教授を調査してみた。

 

 

門脇 孝東大教授のプロフィールと経歴等

 

プロフィール
・専門は内科学、糖尿病学。
・東京大学大学院医学系研究科教授。
 東京大学医学部附属病院長(2011-15年)。
・2008年より一般社団法人、日本糖尿病学会理事長。
・糖尿病の研究に携わり、日本国内で多くの表彰を受賞。
(1)遺伝子異常による糖尿病の同定、
(2)発生工学的手法を用いた2型糖尿病・メタボリックシンドロームの分子
   機構の解明、
(3)PPARγ(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ)の生理的意義の解明と
   糖尿病治療薬チアゾリジン誘導体の作用機序の解明、
(4)アディポネクチンのインスリン感受性亢進作用の発見とアディポネクチン
   受容体の同定
などの成果で、2型糖尿病の成因・病態の解明とその臨床応用に貢献。

 

経歴等
1952年 – 青森県八戸市生まれ
1971年 – 東京教育大学附属駒場高等学校卒業
1978年 – 医学部医学科卒業、医学部附属病院内科研修医
1980年 – 医学部第三内科医員(小坂樹徳教授)
1986年 – 医学部第三内科助手(高久史麿教授)
1986年 – アメリカ国立衛生研究所糖尿病部門客員研究員(1990年迄)
1990年 – 医学部第三内科助手
1996年 – 医学部第三内科講師
1997年 – 博士(医学) 学位論文は 「ミトコンドリア遺伝子異常による糖尿病
     -新しい糖尿病亜型の同定」。
1998年 – 大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科講師
2001年 – 大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授、科学技術振興事業団戦略的
     基礎研究推進事業「生物の発生・分化・再生」研究代表者
2002年 – 社団法人日本糖尿病学会理事(非常勤)
2003年 – 大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(現職)
2004年 – 総長補佐(兼務)、(独)国立健康・栄養研究所応用栄養学研究部部長
2005年 – 医学部附属病院副病院長(兼務)、群馬大学客員教授、順天堂大学環境
     医学研究所客員教授
2006年 – 独立行政法人国立健康・栄養研究所臨床栄養プログラムリーダー
2007年 – 情報・システム研究機構国立遺伝学研究所客員研究部門応用遺伝研究
     部門客員教授
2008年 -(社)日本糖尿病学会理事長(非常勤)、グローバルCOEプログラム
     拠点リーダー
2009年 – 総長特任補佐(臨床研究担当)(兼務)
2010年 – 独立行政法人国立国際医療研究センター理事(2015年より国立研究開発
     法人国立国際医療研究センター理事、現職)
2011年 – 医学部附属病院病院長(~2015年)、内閣官房医療イノベーション推進
     室次長(菅内閣 (第2次改造))
2012年 – トランスレーショナルリサーチ機構長(~2015年)
2014年 – 武田薬品臨床研究不正疑惑報道。
     適正な手続きの臨床研究であると論文等で明らかになる。
(Wikipediaより引用・抜粋)
 
◆著作は70以上に上る。
あまりにも多くて掲載しきれないので、こちらに掲載>>門脇孝東大教授の著作<<
 
この様な、華々しい経歴を経てきている人です。
現在64歳で尚、バリバリ現役で活躍しているようです。

 


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過去の受賞歴と不正疑惑

 

凄い受賞・叙勲歴
2001年 :ベルツ賞「脂肪細胞と生活習慣病の分子メカニズム」
2002年度:持田記念学術賞「糖尿病の遺伝因子と分子機構の解明とそれに立脚した
      根本的治療法の開発」
2004年度:日本糖尿病学会ハーゲドーン賞「2型糖尿病の遺伝因子と分子機構」
      高峯記念三共賞「2型糖尿病の分子機構の解明」
2007年度:上原賞
      日本医師会医学賞「2型糖尿病の分子機構に関する研究」
2010年 : 紫綬褒章受勲「糖尿病・代謝学研究功績」
2011年 : 武田医学賞「 2型糖尿病の分子機構に関する研究- アディポネクチン
      受容体の発見と機能解析を中心に」
2012年 : 日本内分泌学会賞「2型糖尿病の分子機構-インスリンとアディポンネ
      クチンの作用を中心に」
2013年 : 日本学士院賞「2型糖尿病・メタボリックシンドロームの分子基盤に
      関する研究」
2013年 : 日本肥満学会賞「肥満に伴うインスリン抵抗性・2型糖尿病の分子基盤
      に関する研究」
2015年 : 鈴木万平記念糖尿病国際賞「肥満に伴うインスリン抵抗性・2型糖尿病の
      分子基盤に関する研究」
(Wikipediaより引用・抜粋)
等々。
 
不正疑惑等
・2015年:日本分子生物学会会員の運営の「日本の科学を考える」というWebサイトで
 1996年~2004年に出版された責任著者を務める5報の論文に不自然な画像データの
 酷似があることが匿名投稿で指摘され、共に指摘された他の責任著者の7報の論文と
 共に予備調査が行われた。
 その結果、「不正行為が存在する疑いはない」と判断された。
・2016年:今回の疑惑。8月末に東大や、厚労省・マスコミに一斉に送られた匿名での
 告発文による疑惑問題。
 

東京大は20日、六つの研究室が発表した22本の論文に捏造やデータ改ざん
などの疑惑が指摘された問題で、予備調査で不正行為の疑いがあると認められた
として、調査委員会による本格的な調査に入ると発表した。
東大などによると、対象は医学系や生命科学系の研究室を運営する6人の教授。
疑惑が指摘されたそれぞれの論文で著者に名前を連ねている。
産経ニュースより引用・抜粋

 
告発文原文がこれ⇒>>告発文原文<<(上昌広先生のtwitterより引用)
捏造や不正の疑惑を詳細に記述している。
しかも、その疑惑は門脇教授の研究室から7編も出ているとのこと。
 
東大は告発内容を精査する予備調査を開始しているのだが、調査しだいでは大きな
疑惑問題に発展してしまう様相を呈している。
門脇教授をはじめ、各研究室の教授の面々は、この世界では名立たる先生方の様
なので、政界、医学界、文部科学など広範囲な方面にも、その影響を与えそうなのだ。
 
前述の様に数々の受賞や叙勲がある人物であるからこそ、その調査結果しだいでは、
当然なことながら懲戒免職などもあり得るのではないだろうか。
 
また、国からの研究費も億単位で受けているはずなので、その返還も射程内に入って
くるのではないかと思う。
でなければ、他の研究費もろくにない中で、まじめに研究をしている優秀な研究者たち
からのブーイングの嵐になり兼ねないだろう。
 
ここは天下の東大さんに、踏ん張ってもらわないといけない。
 
【関連記事】東大の研究論文に不正疑惑!6人の教授名や不正告発の匿名者は誰?
 


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